缶バッジマシンの使い方

台紙の制作

制作ソフト

普段お使いのソフトが一番使い良いと思います。サイズが指定できて忠実にプリントできるのが絶対条件になります。
officeWordで制作される場合はオプションで使用する単位をmmにすることで正確にサイズを指定できます。
イラストソフトではmm指定ができる場合が多いので各ソフトをご確認ください
プロ仕様の缶バッジマシンなのでプロが使うソフトで制作したい場合はAdobeillustrator・Photoshopをご検討ください。

制作イメージやイラスト

缶バッジの制作イメージはGoogleなどで検索すると色々出てきますので提供はしておりません。
イラストはフリー素材を提供するサイトがありますので「イラスト フリー素材」などで検索してみてください。
素材として提供されていない画像はweb用に画質を落としている場合が多いのと著作権がある場合が多いので注意です。


台紙の印刷

正確なサイズで制作したのに原寸で印刷しないと元も子もないのでプリント設定ではサイズ変更をしないでプリントしてください。
重ねて断裁する場合は印刷の位置ズレが極力少ない方法でプリントしてください。また、重ねる場合は断裁ミスをすると枚数分の失敗になってしまいますので必要数より多めにプリントしてください。


印刷用紙やプリント方法について

缶バッジは上にフイルムを置くので高い光沢紙を使う必要はありません。
写真用紙のような光沢紙では変形缶バッジなどのフィルムと台紙の間に隙間のできやすい缶バッジでは、光沢と用紙の光沢で二層の光沢面が出てしまう場合があります。
画質などの理由によりコピー用紙や普通紙をご使用にならない場合はマット紙・写真用紙では半光沢紙が最適です
プリント方法はレーザープリンターでは印字のテカリがあるのでインクジェットのほうが向いています
染料インクは対候性、特に耐水性が弱いので顔料インクのプリンターを推奨します

用紙の厚みは厚いほど側面のシワなどが緩和されますが、製造難易度が高くなります。
コピー用紙では用紙の反りや固さなどの心配はありませんが厚くなるにつれ反りや固さで巻き込まない可能性が高くなります。



プレスカッターでの断裁

机などに直置きすると設置場所が傷つく場合がありますので傷付かないようにマットを置くか雑誌などのクッションを置いて設置してください。

まとめて断裁する場合はキレイにそろえてからホッチキスで止めてください。
重ねられる厚みは1mm~1.5mm程度です。プリント用紙に厚みの表記があると思いますが、コピー用紙で0.08mm、マット紙で0.12~0.15mm、写真用紙で0.15~0.27mmです。1mm程度になるように計算して枚数を決めてください。
断裁する時は必ずバーを一杯までおろしてください。一杯までおろさないで断裁すると下まで断裁されない場合があります。一杯までおろして断裁しても刃こぼれしない構造になっていますのでご安心ください。
一杯までおろしたのに下まで断裁されない場合は重ねる枚数が多い事が原因です。そのまま使い続けますと刃を固定しているアクリルプレートが破損する場合がありますのでご注意ください。

断裁するコツは(位置合わせ・スライド・用紙が当たるまでバーをおろす)は丁寧にゆっくり、断裁バーを用紙が当たるまでおろしたら一気に断裁です。



缶バッジ製造について

缶バッジマシンは鉄製品なのでご使用になる場合は設置場所が傷つかないようにディスクマットなどの上に置いて作業してください
滑り止めマットでも回転するときに滑らないのでお勧めです。

部品を置く位置は何度か製造してみて中心が決まったらアタッチメントに「しるし」をマジックで書いておくと位置合わせしやすくなります。

製造するコツはプレス機なので勢いよくする必要はありません。力もさほど必要ないのでゆっくり丁寧にが基本です。2度押しや力任せに押すと缶バッジがつぶれたり、変形したりしてしまいますので軽く包むようなイメージで製造してください。



他の楽しみ方

オーソドックスな使い方でなくてもフィルムを使わず制作したり、台紙も使わないでメタルバッジや和紙や布で作ったり、自作の缶バッジマシンだから出来る事は多々あると思いますので色々試してください。

安全ピンパーツの取付け

表面が傷つかないような紙を下に敷くなどの方法で(カッティングマットは表面がヤスリのようになっているのでNGです)缶バッジを同じ方向に向けて先に安全ピンを開く方向に注意しながら仮置きしていきます。
安全ピンを金具にひっかけて先の細いマイナスドライバー等で装着してください。
慣れると簡単な作業です。



制作されるのに便利な道具

  • 普段お使いになるホッチキス
  • 台紙を重ねて断裁するときに使います。四方10カ所程度止めるので針は多めに用意しておきます。

  • ちょっと大きめのはさみ
  • 面付してプリントした中のほうはカッターブレードの抜き刃が届かないので断裁し終わった箇所を切るのに使います。

  • 指サック
  • バッジを指紋から守ってくれますし、断裁した台紙や重ねるフィルムなどの2枚防止にもなります。薄手の指サックが使い良いです。
    ニプリでも販売しています。

  • シリコンスプレーなどの円滑剤
  • アタッチメントやプレスカッターの台座などの摩擦が起こる箇所に、適量を布やティッシュにつけて拭くと巻き込み不足などのトラブルを回避できます。

  • 極小ドライバー
  • 安全ピンの取付けに使います

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